歯周病

歯周病の原因

歯周病の1番の原因はプラークと呼ばれる細菌の固まりが歯の表面に付着することにより炎症を引き起こし,歯を支えている骨や歯ぐきを破壊します。

そのほかに、二次的にプラークの働きを助けて、歯周病を進行させる原因として次のものがあります。

1.歯石
歯石は表面にプラークを付着させます。

2.噛み合わせ
歯並びが悪い。くいしばりが強い。歯ぎしりがひどいなど。

3.口の乾燥
鼻でいきがしづらく、就寝時など口で息をしてたり血圧降下剤などの影響で唾液の量が少ない人。

4.ビタミンの欠乏
間接的に歯ぐきに炎症を起こす。

5.ホルモン
思春期、妊娠、月経などによるホルモンのバランスが崩れ、炎症が進行したり、ホルモンを栄養源にする細菌が増える。

6.薬物
てんかん治療薬などは歯ぐきを腫らすことがあります。

歯周病の症状

■歯磨きをすると歯ぐきから血が出る。
■朝起きると口の中がネバネバする。
■疲れると歯が浮いたようになる。
■歯ぐきが腫れた感じがしたが、2〜3日したら腫れもひいて
  どうもありません。
■1年に何回か歯ぐきが腫れたり、違和感を感じる。
■歯と歯の間にすきまがあいてきた。

これらの症状に当てはまる方は歯周病の可能性があります。

初期症状の段階

歯肉に炎症が起き、それに伴い痛みも出てきます。
この段階では、歯槽骨には症状は出ていません。
磨き残しのプラークに唾液中のカルシウムが取り込まれ歯石ができます。

中期症状の段階

歯肉下の支持組織、歯槽骨の一部まで炎症が広がります。
そのことにより歯周ポケットと呼ばれるものができました。
ポケット内にプラークや歯石がたまり炎症がより強くなります。
歯槽骨も溶けていきます。
歯を支えている場所に炎症が起きるので、歯を指で押すと弱干ぐらぐらしたり、咬むと痛みが出だすようになります。
炎症の進行状況によっては膿瘍が形成されることもあります。
歯周ポケットの中で、歯石は歯根の先端に向かって増殖していきます。

末期症状の段階

歯を支えている歯槽骨がほとんどなくなり、歯肉の喪失、歯根の露出がおきます。勿論、歯のぐらぐらや、痛みは著しく、歯が抜けてしまう恐れがあります。

歯周病治療に必要な検査

■レントゲン診査
骨の吸収具合、虫歯等の異常を発見するために使います。

■歯周ポケットの診査
歯の周りの4〜6カ所を専用の器具で測定します。

■プラーク診査
歯磨きの診査で、プラークの付着の割合を調べます。

■歯ぐきのデジタルスチルカメラ撮影
歯ぐきの変化を記録します。

■金属の浮き上がりや、不適合の診査
不適合の金属などの充填物はものが詰まったり、骨をとかします。

歯周病治療の流れ



1.診断に必要な資料を集める

レントゲン撮影や各種検査。


2.初期治療

初期治療は歯周病を起こしている原因を取り除きます。
■プラークコントロールの改善:歯磨きを練習します。
スケーリング:歯に付着した歯石や、プラークを
                        除去します。
仮歯の作成:きちんと合っていない金属は仮歯に
                       交換します。
■ぐらぐらしている歯の固定をします。
■かみ合わせのちょうせいをします。



3.再検査をします。 

問題なければメンテナンスまたは終了。


4.専門的な歯周病の治療

■歯周ポケットがプラークを溜めるので、正常な深さの
   ポケットになるように修正します。
■骨の凸凹を修正します。
■最近は骨を再生させる手術も盛んに行われるように
   なってきてます。


5.再検査をします。


6.金属を作っていきます。

歯ぐきが綺麗になったら金属の歯型を取って金属を作って装着します。


7.メンテナンスに入ります。

すべての治療が終了したら歯ぐきの状態をみてメンテナンスの時期を決定し、定期的に歯周ポケットのプラークを除去します。